アニマルアロマセラピー

急に寒くなり、本格的な冬がやってきましたね。 

犬は寒さに強いと言われていますが、雪道のお散歩はどうでしょう。 喜ぶワンコは良いですが、寒がって震えるようなら無理せずに様子をみてくださいね。 

寒さへの適応力には犬種差や個体差があり、雪道に凍結防止に散布された塩で肉球を痛めてしまうこともあります。 外出で濡れて汚れた肉球は、ぬるま湯で洗うか丁寧にタオルでふき取って保湿クリームを塗り、あかぎれ・しもやけを予防するとよいでしょう。 人間も乾燥によってあかぎれになりやすくなるのと同様に、犬の肉球も「ひびわれ」「あかぎれ」になりやすいのです。 犬用の「ワックス」や「オイル」「保湿クリーム」をまめに塗ってあげるよのも良いです。 雪遊びをした後には、耳・しっぽ・肉球が「しもやけ」になりやすいので、遊んだ後はドライヤーなどを使って温めて乾かしてくださいね。 

私たちも指のあかぎれやひび割れ状態が続くと痛くて辛いですよね。 ワンコも肉球がひび割れてきて痛そうな場合には、靴を履かせてあげると歩きやすくなります。 ただし、犬は本来、足の裏で多くの情報を収集しています。 靴やブーツを履かせることにより、危険を回避する本能が衰えないともいえません。 靴の着用は症状が酷い時の対応策にして、普段から健康管理に注意して症状が酷くならないようにしましょう。

 肉球クリームなどは市販のものもありますが、自宅で作成することで、より自然なものを使うことが出来ます。 アロマの精油を入れて、愛犬の好きな香りに包まれてケアが出来ればより心身ともに良いものです。

ワンコにお勧なアロマは、


オレンジ・スイート

パルマローザ

ラベンダー

ゼラニウム

 ジンジャー

カモミールローマン


などです。



また、避けたいアロマは、


アニス 

 オレガノ

 ウィンターグリーン

 ウォームシード

 カラマス

 カンファー

 カシア

 クローブ

 サッサフラス

 サンタリナ

 ジュニパー(果実より抽出したジュニパー・ベリーは使用可)

 セイボリー

 タイム

 タンジー

 バーチ

 ビター・アーモンド 

 ヒソップ

 マグワート

 マスタード 

 ラベンダーストエカス 

 ルー ワームウッド

 ヤロー 


 などです。 



ただし、上記にリストアップした一部の精油は「メディカルアロマセラピー」という分野では、低濃度で軟膏などに使用するケースもあります。動物のメディカルアロマセラピーの分野でも同様です。ただし、これはあくまでもアロマセラピーの専門教育を受けた専門家が行うべきもので、犬のアロマセラピー初心者の方が使用するにはおすすめの精油では当然ありませんのでご注意くださいね。


これらの精油が動物には向かない、とされる理由を簡潔に述べると以下の通りです。 

・少量でも皮膚刺激が強い 

・神経毒性を持つ成分を高濃度に含有

 但し、刺激が強い精油でも適切に用いることで素晴らしい効果を発揮する場合もありますし、神経毒性を持つ成分を含む精油でも、それが少量で、なおかつ他の「メリットをもたらす成分」が多い場合は量を加減しながら使用することで良い成果が得られる場合も多くあります(例:ローズマリー、ユーカリ等)。 しかし、一般的にはアロマテラピー初心者の方の場合は、まずは上記リストにある精油の犬への使用は避けていただくのがお勧めです。 一般の飼い主さんが犬にアロマセラピーを応用する際に大切なことは、このような 犬への使用が向かない精油がある という事実をしっかり把握した上で、基礎的なことをしっかり学んだ上で活用すると良いでしょう。


一方、猫にとってのアロマテラピーは犬以上デリケートに扱わないといけません。

その理由は、猫の肝臓の代謝機能が犬や人間と少し異なるからです。肝臓の重要な働きのひとつに解毒があり、体にとって有害な物質を無害に変化させます。猫の肝臓には、重要な解毒機構のひとつであるグルクロン酸抱合がないので、 精油や植物毒性に限らず、グルクロン酸抱合で分解される薬(アスピリンなど)は少量でも中毒に陥りやすいのです。同様にグルクロン酸抱合の能力が弱いフェレットでも、精油の毒性がでやすいことが分かっています。

猫は人間や犬と食性が異なり、完全肉食動物なので、「生きていくのに必ず肉(動物性タンパク質)が必要」なのです。つまり人間のベジタリアンの方のように野菜と穀物だけでは生きていけないのです。 犬も肉を好みますが、肉を摂食しなくても生きていけるため人間と同様に雑食動物に分類されます。進化の過程で完全肉食動物は肉食に合った肝機能が残り、不必要なグルクロン酸抱合は退化したのだと考えられます。ちなみにフェレットも完全肉食動物です。


以前に、ユリ科植物が猫にとって危険であることをお伝えしましたが、他にもサトイモ科、ナス科など数多くの植物が猫に対して毒性があります。全ての植物が猫にとって危険というわけではありませんが、私たち人間や犬が食べても問題ない植物でも、猫にとっては危険なことがあるので、覚えておいて下さいね。

 猫ちゃんによっては猫草、キャベツやレタスが好きな変わった好みの猫もいますし、安全な植物であれば食べても問題ありません。しかし精油には植物の有機化合物が何倍にも濃縮されているため、少量でも中毒を起こしやすいのです。そして精油の毒性の怖い所はある種の精油には蓄積性がある点です。猫の1日の代謝能力を超えた精油を摂取し続けると体に溜まり、ある日突然症状が出ることもあります。


特に猫に危険なアロマの種類は、  フェノール類、ケトン類、そしてモノテルピン炭化水素類(特にリモネン、ピネン)を多く含む物、その他は、

ペッパーミント

シトロネラ

ティーツリー

などが猫にとって毒性が出やすいとされています。



重要事項を一言でまとめると、 猫は、人間や犬とは肝臓の解毒機能が違うということです!

このようなことから、専門家ではない方が独学で猫のアロマテラピーを実践するのはリスクが高いということです。もし興味があるというのであれば、まずアニマルアロマテラピーに精通した獣医師または、アニマルアロマセラピストに相談したほうがよいでしょう。

猫のアロマテラピーのメリット、そして起こりうる副作用について正しく認識することが大事だからです。

アロマテラピーは、ワンコに対しては、ニャンコほど危険がないので一般の方が使用しても良いのですが、ニャンコには危険が伴いますので、ワンコとニャンコを飼われておられる方は、ニャンコのためにも気軽にアロマを炊かない方が良いでしょう。


因に猫にとっても割と安全なアロマは、ハイドロゾル(芳香蒸留水)です。

芳香蒸留水とは高温の水蒸気で植物の成分を抽出する方法の「水蒸気蒸留法」で抽出された水溶液のことです。 別名「ハーブウォーター」「フローラルウォーター」「アロマウォーター」などとも呼ばれるほか、原料植物の名前に因んで「~水」「~ウォーター」とも呼ばれています。

しかし、蒸留水にエタノールを添加し、精油で香りづけしたフローラルウォータも数多く出回っておりますので、単に、フローラルウォータが猫に安全という訳ではありません。ですので、詳しく分からない場合は、プロに相談した方が良いでしょう。


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